先月千葉県にてトラックが盗まれる事件が発生しましたが、重機は窃盗犯のターゲットになる筆頭でもあります。
今回は重機が盗まれる理由やその対策をお伝えしていきます。
何故重機が狙われるのか...
一見大きな物は盗まれないだろうと思われがちですが、盗まれるのには原因があるのです。
・高額で売れるため
一台で数百万~1000万円するものもあります。
泥棒からすれば手っ取り早く稼げる重機は魅力的なのです。
・駐車場所は郊外や空き地
重機は大きい為、普通の車庫に停める事が難しく郊外の広い土地に停めているケースがほとんどです。
そのため、人目に付きづらく泥棒も侵入しやすいのです。
・下見がしやすい
泥棒は必ず下見をしています。
上記と似ていますが郊外で土地が広く夜は暗いケースが多い為、下見をしやすい傾向にあります。
・作業員と部外者の区別がつきにくい
事務所と違い常に人がいる環境ではない為、作業服を着ていたりすると近所の人からは判別できず、ただ従業員が作業をしていると思われてしまうのです。
・タイヤがついている
ユンボなどは解体して盗まれますが、トラックに関してはエンジンをかけてそのまま運転されてしまいます。
タイヤがついていることが逆に盗みやすいのです。
対策方法は...
・屋内に駐車する
難しいことではありますが、屋内にあるだけで屋外に比べると防犯力が高まります。
可能であれば屋内に停めることをオススメします。
・施錠をする
これだけ窃盗事件が多いにもかかわらず、施錠と同時に鍵のつけっぱなし(外し忘れ)が多いのが現状です。
盗まれるわけがないという油断から鍵を差しっぱなしにしている人が多い為、改めて鍵を必ず外す癖をつけましょう。
簡単に出来る防犯対策の一つです。徹底しましょう。
・二重ロックを行う
ハンドルにチェーンなどを巻き付けて大型の南京錠などでロックしておけば、運転できなくなります。重機自体のキーとハンドルロックによる二重ロックでより強固になります。
・防犯カメラの設置
防犯カメラは人の目の代わりとなり24時間監視をしてくれます。
犯行の記録・証拠を残すことにとても有効です。
・赤外線センサーの設置
赤外線センサーを敷地に張り巡らせることで、不審者の侵入を検知する事が出来ます。
また、検知と同時にパトライトや投光器など音や光で大音量で威嚇し泥棒を撃退します。
泥棒は目立つことを嫌うため、そのような対策をしている所には極力近づきたくないのです。
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