屋外の
防犯カメラ
屋外対応の防犯カメラとは?
屋外の環境は屋内と違って雨風や土埃など防犯カメラ等の機器類の故障の原因が多く存在している環境です。屋外に防犯カメラを取り付ける時に一番気を付けなければならないのは防水対応・防塵対応しているかということです。防犯カメラは機械ですから水や埃は天敵です。基本的には防水・防塵対応ではない防犯カメラを屋外に設置し雨風にさらされてしまうと壊れてしまうでしょう。屋外用の防犯カメラの一番条件は防水対応・防塵対応であることです。
屋外に設置する防犯カメラ選びの注意点
①雨風を凌げる防水対応である。 ②土埃などを凌げる防塵対応である。
③夜間など暗闇での映像性能。 ④使用温度性能
屋外防犯カメラの選び方①
防水性能(防塵性能)を表すIP〇〇とは
一番重要と言ってよいでしょう。屋外に防犯カメラを設置する場合、雨風、土埃などの防水性能や防塵性能をもった防犯カメラでなければ故障の原因となります。まずはIP規格・防水保護構造及び保護等級(IP等級)を確認することが大切です。IP保護等級は下の表で確認してください。
第一特性数字で示される外来固形物に対する保護等級
第二特性数字で示される外来固形物に対する保護等級
屋外対応
赤外線防犯カメラ
型番/PC-DC1220
画素数/200万画素
赤外線照射距離/約60m
IP等級/IP67
動作温度/-40℃~+60℃/90% RH以下
最低被写体照度/0.02Lux, IRオン 0Lux
屋外防犯カメラの選び方②
夜間など暗視性能を表す最低被写体照度とは?
・照度とは明るさの単位(lx)(ルクス)です。つまり最低被写体照度とは防犯カメラによって映し出せる被写体の明るさを表します。最低被写体照度が低い防犯カメラでなければ夜間など照度が低い暗闇の環境では最低限の映像を映す事が出来ません。せっかく設置したのに夜は真っ暗で何も見えないというご相談もよく頂きます。
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・最低被写体照度の基準は?
約100,000lx以上 夏の晴天時の屋外または雪山など
約10,000lx 曇天時の日の出
約500lx 蛍光灯下の一般室内
約10lx 地下駐車場
約0.1lx 月明かり
約0.01lx 星明り
屋外防犯カメラの選び方③
夜間でも鮮明な赤外線防犯カメラとは?
赤外線照射付きの防犯カメラとはカメラレンズの周りに赤外線のLEDが内蔵されており人間の目では認識できない不可視光の照明により周囲を照らします。
赤外線の照射距離=映像が認識できる距離ではない!
赤外線照射距離とは赤外線の光の最大到達距離のため、赤外線照射距離と同じくらい映像が認識できるわけではありません。実際に映像が認識できる距離は仕様で表される赤外線照射距離の3分の2から半分を目安に考えた方がよいでしょう。
屋外防犯カメラの選び方④
屋外防犯カメラに適した動作温度とは?
屋外の防犯カメラ選びでは必ず防犯カメラの仕様を確認しましょう。上記にあります防水や夜間性能だけに限らず、特に真夏の屋外の環境は機械類のもう一つの天敵である温度です。近年温暖化の影響もあってか真夏の気温は地域によっては40度を超える環境もあります。また気温はそこまで高くなくても直射日光を浴びると金属機器類は非常に高温になることがあります。機器の仕様性能も考慮する一つですが、設置場所も気を付けなければいけません。
屋外防犯カメラの選び方⑤
防犯カメラの仕様の見方
・型番
製品を識別する番号になります。
・画素数
画像を構成する画素(ピクセル)の数、画素数とは画素(ピクセル)の縦×横の積で表される。
・消費電流
機器が消費する電流
・最低被写体照度
被写体を映し出すために必要な最低限の明るさ
・IP等級
IP規格・防水保護構造及び保護等級により定められた保護等級の規格。防水性能や防塵性能を表す。
・動作温度
機器が正常に使用できる温度環境の範囲
・画角
防犯カメラで映し出せる範囲を角度で表したもの
・赤外線照射距離
赤外線LEDなどによる赤外線照射の距離を表します。
但し、赤外線照射距離=映像が認識できる距離ではありません。