非鉄金属スクラップ窃盗事件
今月13日、神奈川県某市の会社駐車場にて積まれた状態で置かれていた金属スクラップ1万円相当が盗まれる事件が発生。
たまたま同社の従業員さんが、何者かが駐車場で金属スクラップを車に積み込もうとしているところを防犯カメラのモニターで発見し通報、犯人の逮捕に繋がったとの事。
非鉄金属スクラップ業が狙われる理由
・金属スクラップの相場が上がっているため
現在金属の相場が上昇しております。
過去の相場上昇と盗難の増える割合はある程度比例しているのです。
・換金のしやすさ
身分を隠した状態で盗品を換金できる為、窃盗する側のリスクが低いのです。
泥棒はもちろん捕まるリスクを最小限に抑えたいので、足がつくリスクが低ければ低いほど狙ってきます。
盗まれる金属の種類
・資材置き場などにある敷鉄板
・工事現場内にある資材
・ガードレール
・道路の側溝などにあるグレーチング
・公園の遊具(滑り台やブランコなど)
・農機具
対策方法とは
・門やゲートの施錠
資材置き場などには未だにゲートがなかったり、施錠がされていない場所もあります。
大切な商品(金属)や備品、車両など野ざらしになっている為、まずは入られにくい環境、盗みにくい環境を作りましょう。
・防犯カメラの設置
防犯カメラは人の目の代わりとなり24時間監視をしてくれます。
犯行の記録・証拠を残すことにとても有効です。
・赤外線センサーの設置
スパイ映画のように赤外線センサーを敷地に張り巡らせることで、不審者の侵入を検知する事ができます。
さらに検知と同時にパトライトや投光器などの音や光で威嚇し泥棒を撃退します。
泥棒は目立つことを嫌うため、そのような対策をしている所には極力近づきたくないのです。
さらに、センサーが反応した場合、お客様にも電話やメールで通知が届くためリアルタイムで現場の状況を確認する事ができます。
今回の犯行は、早朝という事もありたまたま犯人が積み込もうとしている所を発見して通報できたから良かったものの、泥棒はとにかくリスクを避けた時間帯に犯行するため、夜間の犯行が多いです。
そのため、リアルタイムで犯行を発見する事は非常に稀なのです。
防犯カメラはあくまでも記録が主な目的です。
人の目の代わりになって監視をしてくれますが、犯罪を防いでくれるわけではありません。
だからこそまずは目的を明確にすること、そして上記のような対策を併用する事でより強固な防犯になるのです。
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