介護施設に「見守りカメラ」が必要な理由とは？虐待・事故を防ぐ安心の仕組み
- soumu852
- 10月16日
- 読了時間: 6分
更新日：10月16日
近年、介護施設での虐待や不適切な対応に関するニュースが相次いでいます。ニュースでも、職員による暴力や利用者とのトラブルが取り上げられ、「現場の安全管理体制」が社会問題となっています。
しかし実際の現場では――
「人手が足りず、利用者一人ひとりに十分な目が届かない」
「万が一トラブルが起きても、客観的な証拠が残らない」という声も多く聞かれます。
そんな中、見守りを目的とした防犯カメラの導入が全国の介護施設で進んでいます。
防犯カメラは監視をするだけではなく、利用者や従業員を守るために活用できます。
本記事では、介護施設で実際に起きているトラブルから、見守りカメラを用いてトラブルを抑制する方法を紹介します。
介護施設で増えているトラブルと現場の課題
介護施設は、利用者・家族・職員が密接に関わる「生活の場」であり、その分だけ人間関係のトラブルや誤解が生まれやすい環境でもあります。特に近年は、次のような課題が顕在化しています。
① 利用者への虐待が後を絶たない
厚生労働省の調査によると、全国の介護施設で職員による虐待の報告件数は年々増加傾向にありま
す。その背景には、
深刻な人手不足
夜勤や長時間労働によるストレス
ケア方針をめぐる職員間の意見対立などがあり、現場の疲弊が指摘されています。
多くの施設では、「そんなつもりはなかった」という軽度な対応が誤解や告発につながるケースも。映像記録による客観的な確認手段がないと、施設側が不利になるリスクもあります。
介護施設での虐待認知件数は過去最多に
厚生労働省調べのデータによると、職員による虐待事件が増加していることがわかります。
身体的虐待が51.3％と最も多く、ほぼすべてにおいて職員の知識不足、ストレス、倫理観の欠如が発生した要因となっています。
② 転倒・転落事故の対応が遅れる
高齢者は、ちょっとした段差や体調変化でも転倒するリスクがあります。しかし職員がすべての居室を常に見守ることは現実的に難しく、「気づいたときには倒れていた」「誰も見ていなかった」というケースも。
こうした事故は、家族からの信頼を損ねるだけでなく、施設全体の信用問題にも発展します。リアルタイムで状況を把握できる“見守りカメラ”の必要性は高まっています。
③ 職員同士・家族とのトラブル
介護現場では、利用者だけでなく職員同士の人間関係トラブルも発生します。「誰がどのように対応したのか」「指示を出したのは誰か」が曖昧になると、小さな不満が大きな衝突に発展することもあります。
また、家族からのクレーム対応も課題のひとつです。「なぜこんなケガを？」「本当に介助していたの？」など、映像がないことで説明責任を果たせないケースも多く報告されています。
④ 職員の離職率の高さ
厚労省データによれば、介護職員の年間離職率は約15％前後。理由の多くが、
人間関係のストレス
トラブル対応の精神的負担
「見ていないのに責められる」理不尽さにあります。
見守りカメラによって、現場の努力や正しい対応が「映像という形で守られる」ことで、職員の安心感やモチベーション維持にもつながります。
⑤ 家族・地域社会からの信頼問題
一度でも「虐待」「放置」といった報道が出ると、施設全体への信頼は一気に失われます。SNSの拡散も早く、1件のクレームが致命傷になる時代です。
見守りカメラは、そうした誤解を防ぎ、透明性を持って運営していることを示す「信頼の証」にもなります。
現場の声から生まれる共通点
「忙しくても、利用者一人ひとりをちゃんと見ていたい」
「何か起きた時、誤解を防ぐために記録あると安心」
こうした声に応えるために、今多くの施設がただの防犯カメラでなく、見守りを目的としたカメラへとシフトしています。
見守りカメラ導入で得られる3つのメリット
① トラブルの未然防止と早期発見
見守りカメラは、転倒や接触などのトラブルをリアルタイムで把握でき、録画データによって事実関係を正確に確認できます。誤解やクレーム防止にもつながり、職員も安心して業務に集中できます。
② 介護の質を高める「教育ツール」に
カメラ映像を活用することで、良い介助の共有やヒヤリハットの検証が可能になります。これにより、スタッフ全体のケアスキル向上にも貢献。
「見張るため」ではなく「支えるため」に設置する――それが、次世代の介護現場に求められるカメラのあり方です。
③ 家族からの信頼アップ
利用者の家族にとって、施設内の様子は見えないからこそ不安。見守りカメラを導入することで、「安心して預けられる施設」という信頼が生まれます。
トラブルが発生した場合も、映像によって客観的に確認できるため、誠実で透明性のある対応が可能になります。
プライバシー保護にも配慮した運用を
防犯・見守りカメラを導入する際は、プライバシーへの配慮と職員への丁寧な説明が重要です。
目的を「監視」ではなく「安全確保」として共有することで、職員も利用者も安心して受け入れやすくなります。
介護施設向け見守りカメラシステムはピース株式会社にお任せください
当社では、介護・障がい者施設に特化した高性能見守りカメラシステムを提供しています。
【ピースのシステムが選ばれる理由】
24時間録画・遠隔監視対応
管理者がどこにいてもスマホから映像を確認可能
音声記録対応
現場の声や呼びかけも確認でき、誤解を防ぐ
長期間録画
録画データを長期保存
コストを抑えた導入プラン
月額制・設置サポート付きで、導入後も安心サポート
ピース株式会社では、安心安全な介護施設運営に役立つ見守りカメラの設置を行っています。
経験豊富な担当者が利用目的に応じた機器の選定や、万が一トラブルが起きた際の対策まで丁寧にサポートさせていただきます。また、７年のアフターフォロー付きで安心して長く活用いただけます。
まとめ：安心を「見える化」する施設へ
介護施設の見守りカメラは、虐待や事故を防ぐだけでなく、信頼を築くためのツールです。
現場の安心、利用者の安全、家族の信頼、そのすべてを守るために導入を検討してみてはいかがでしょうか。
ピース株式会社は、施設ごとの課題に合わせた最適な防犯・見守りシステムをご提案します。お気軽にご相談ください。
コメント