泥棒に狙われている!非鉄金属スクラップ・資材置き場を守る防犯対策
- peace
- 3月2日
- 読了時間: 9分
更新日:5月30日

金属価格の高騰や犯行の証拠が残りにくい点から、屋外にある資材置き場での盗難が多発しています。とくに狙われやすいのは銅線ですが、大胆に重機などを盗み去るケースもあります。
夜間や大型連休は狙われやすい傾向にあり、資材置き場の防犯対策は必須ともいえます。
また、従業員や同業が犯行に及ぶケースも多くあります。
本記事では、非鉄金属や資材で狙われやすいものや盗難被害にあわないための対策をご紹介します
日本で増え続ける金属盗難事件
令和2年と比べ3倍以上に増えている金属の盗難事件。
金属価格の高騰や、出稼ぎにくる外国人が増えたこともあり年々増え続けています。

実は多い!元従業員や同業の犯行

最近ご依頼があったお客様の現場で防犯カメラを設置したところ、内部従業員の犯行が発覚しました。実は元従業員や同業者が犯行に及ぶケースは多くあり、その理由は内部の状況を把握しているため簡単に盗め、盗んだものの換金も容易であることを知っているからです。
そちらの資材置き場では、現場検証を行い泥棒が入りやすい場所の確認から、監視カメラを死角が生まれないように設置したので無事に犯人を特定することができました。
非鉄金属泥棒が増えている理由
今だ増え続ける金属泥棒。ではなぜ、〝金属〟は狙われやすいのでしょうか?本章では、狙われやすい理由を紹介します。
1. 換金性の高い資材が多い
資材置き場には、高価で現金化しやすい資材や工具が大量に保管されています。特に狙われやすいのは以下のようなものです
銅線・鉄パイプ・アルミ部材:金属類はスクラップ業者やリサイクル業者に持ち込めば比較的簡単に売却できます。中でも銅は高価なため、標的になりやすいです。
発電機・電動工具・高圧洗浄機などの機械類:ブランド品であれば中古市場で高値がつく場合も多く、ネットオークションなどで売却されるケースもあります。
未開封の建築資材(セメント袋、塗料など):工事業者間で需要があり、業界内の知人を通じて“横流し”されることも。
つまり、資材置き場は「価値あるモノが大量に、しかもまとめて置かれている」ため、泥棒にとっては非常に効率のよいターゲットなのです。
2. 防犯対策が手薄

仮設の資材置き場や工事現場では、防犯設備が常設の施設ほど整っていないことがほとんどです。具体的には以下のような問題があります
監視カメラの設置がない、あるいは死角が多い
夜間照明が弱く、暗がりが多い
フェンスやバリケードが簡易的なもの
鍵が簡単な南京錠だけで、破壊しやすいもの
加えて、工事の性質上、資材は出し入れが頻繁であるため、いちいち厳重な施錠を行わないこともあります。結果的に、泥棒にとっては「手軽に盗めて、見つかりにくい」状態になっているのです。
3. 無人の時間帯が多い
資材置き場は、基本的に昼間は作業員が出入りしているものの、夜間や休日は完全に無人になることが一般的です。これにより以下のような状況が発生します
誰にも見られずに作業ができる時間帯がある
音を出しても気づかれにくい
長時間侵入していても発見されにくい
特に週末や連休中は、数日間まったく人が来ないことも珍しくありません。このようなスキをついて、泥棒は計画的に侵入してくるのです。
4. 人気(ひとけ)の少ない場所に設置されがち

資材置き場は、大通りから離れた場所や空き地、建物の裏手など目立たない場所にあることが多いです。これは大型のトラックが入れるスペースを確保するため、あえて郊外や人通りの少ない場所が選ばれる傾向があるためです。
そのため、
通行人の目が届かない
夜間は完全に真っ暗になる
近くに住民がいないため異音に気づかれない
といった条件がそろい、泥棒にとってはまさに「安全地帯」となってしまいます。
5. 資材の管理が曖昧
建設現場では毎日多くの資材や工具が出入りします。作業効率を優先するあまり、正確な在庫管理が後回しになっている現場も多いのが現実です。
誰がどの工具を使っているのか記録が曖昧
多少の欠品があっても「どこかにあるだろう」と放置されがち
工具や資材の貸し出し・返却記録が手書き、もしくは未記録
このような環境では、泥棒が少しずつ資材を盗んでもすぐには気づかれないため、連続犯や内部犯行につながるケースもあります。
6. 犯行の証拠が残りにくい
屋外で防犯対策が薄い資材置き場では、犯行の証拠が残りにくいという点も泥棒にとって魅力です。
監視カメラがなければ、顔も車両も特定されにくい
手袋を使えば指紋も残らない
足跡も雨や風で消えてしまう
夜間なら通報されるまでに時間がかかる
こうした背景から、「リスクが少なく、リターンが大きい」=資材置き場は格好の標的とされてしまうのです。
盗まれやすい金属とは?
1,アルミ
アルミニウムはボーキサイトを原料として、多大な電力を要する電解精錬によって製造されます。
アルミニウムスクラップを溶解再生するエネルギーは、新地金の製造エネルギーの3~5%台と少なくて済むため、アルミスクラップのリサイクル化がますます重要になっております。
2,銅
銅は電気をよく通し、熱をよく伝える。加工しやすく、耐食性に優れているなど様々な良い特性がある為、非常によく使われる非鉄金属になります。価格も比較的高額なため非常に狙われる金属です。
3,真鍮
真鍮とは、 亜鉛 と 銅 を混ぜて作られる 合金 のことで、 亜鉛 が 20 %以上含まれている 銅合の事を言います。金 亜鉛 35 %+ 銅 65 %の 配分 が 一般的 。 黄色 を 呈する 場合 が 多く 、「 黄銅 」とも 呼ばれています。
資材置き場は夜間になると無人になることが多く、フェンスなどをひょいと乗り越え一度侵入してしまえば外部から見られる事も無いため窃盗を行い易い環境となってしまう事が。
非鉄金属スクラップ業は工業地帯に多く存在します。
鉄や銅が大量に置いてあるような資材置場などは人気がない場所にあるため、作業着の恰好をした泥棒が夜間に出入りしていても、周囲の人は疑問に思わず怪しまれないなどの理由で盗みに入りやすいとされています。

資材置き場の防犯対策はピース株式会社にお任せください

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資材置き場は泥棒に狙われやすく、被害件数も後を絶ちません。「防犯カメラを付けたから安心」と思うのは危険です。屋外は死角が生まれやすく、従業員の犯行事例も多いことから、資材置き場に特化した専門知識が必要です。
では、被害に遭わないための防犯対策はどうしたらいいのでしょうか?本章で具体的に紹介します。
1. 防犯カメラを設置する

✔記録+抑止の両面に効果あり
もっとも基本的かつ効果的な防犯対策は、監視カメラ(防犯カメラ)の設置です。最近では、夜間でも映像が鮮明な赤外線付きや、スマホでリアルタイム確認できるクラウド対応型カメラも普及しています。
泥棒の抑止力として機能する
万が一の被害時にも証拠を残せる
死角がないように複数設置が理想
ポイント:カメラがあることを「見せる」ことも大事。看板やステッカーで威嚇を!防犯カメラ
2.赤外線センサーで周囲を囲む

赤外線センサー(PIRセンサー)は、人間や動物などから放出される赤外線(熱)を感知するセンサーです。
主な特徴:
人の動きに反応(動体検知)
熱源を感知するため暗闇でも作動
センサーが反応した瞬間にライトや警報を作動させられる
つまり、昼夜問わず不審者の侵入を即時に察知できる仕組みなのです。
赤外線センサーを設置しておくと侵入者を検知し、異常を知らせることができます。
カメラやライトなどと連動しておけば捉えた不審者情報を共有することもできます。
3.パトライトサイレンで威嚇する

パトライトサイレンとは、赤色や青色の回転灯と警告音を組み合わせた警報装置で、警備や工場現場などで使われています。
回転灯で周囲に視覚的な警告
大音量で侵入者を威嚇
センサーや警備システムと連動可能
赤外線センサーやマグネットスイッチと組み合わせると「自動で作動」させることができます。
活用例:夜間無人の資材置き場で自動発報
✔ 赤外線センサーと連動して自動警告
最も一般的な使い方は、「夜間、誰もいない資材置き場に人が入ると、自動でサイレンと回転灯が作動する」仕組みです。
不審者が侵入すると同時に警報が鳴る
周囲にも「異常が発生した」ことを知らせる
侵入者は驚いて即退散する可能性が高い
【設置ポイント】出入り口や資材保管エリアの真上など、侵入経路上が効果的。
資材置き場に「驚きと気づき」を与えるパトライトの力
パトライトサイレンは、「光と音で泥棒の心理に直接訴えかける」非常に有効な防犯ツールです。導入コストも比較的低く、赤外線センサーやカメラとの組み合わせでさらに防犯力が向上します。
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