空き巣被害が急増!プロが教える「狙われやすい家」の特徴と防ぎ方
- soumu852
- 10月7日
- 読了時間: 10分
更新日:10月9日
空き巣の前兆となるサインとその対策を解説

近年、空き巣被害が全国で急増しています。
特に、外国人窃盗グループや不法滞在者による犯行も増えており、被害の多くは「防げたはずの空き巣」です。
本記事では、空き巣が残す“前兆サイン”や“狙われやすい家の特徴”、そしてプロが教える具体的な防犯対策をわかりやすく解説します。
空き巣被害が増えている現状とその手口

居空き・忍び込みとは?
「居空き」とは、住人が在宅中に別の部屋で過ごしている隙を狙って侵入する犯行。「忍び込み」は、夜間に就寝中の住宅に侵入して金品を奪う手口です。いずれも在宅時に起こるため、精神的ショックが大きく、被害者の生活に長く影響を及ぼすことがあります。
最近の犯行傾向(グループ化・外国人窃盗など)
近年の傾向として、単独犯ではなく複数人で役割分担するグループ窃盗が増加。海外からの来日犯罪グループによる「短期滞在型の連続犯行」も報告されています。SNSで外出情報を投稿したり、荷物の受け取り時間を推測されたりと、日常のちょっとした行動が狙われるリスクになっているのです。
空き巣が狙いやすい家・マンションの特徴15選

空き巣に狙われやすいマンションには、いくつかの特徴があります。狙われやすい特徴を知ることで、空き巣対策がしやすくなるでしょう。以下では、空き巣に狙われやすい部屋の特徴をご紹介するため、防犯対策をする際ぜひ参考にしてみてください。
①オートロックでも油断禁物
「オートロック付きマンションだから安心」と思いがちですが、犯人は住人の出入りに便乗して侵入することがあります。また、配送業者を装ってエントランスを突破するケースもあり、“共連れ”対策の意識が重要です。
オートロックなどの設備がついた物件は安全と思われがちですが、実際はオートロック程度の防犯レベルの低い設備がある物件は狙われる傾向があります。
なぜなら、安全だからといって玄関や窓を施錠しない住民が多いのにくわえて、オートロックはある方法を使うことによって誰でも簡単に開けられてしまうのです。

②カメラがない・街灯が少ない環境
防犯カメラが設置されていない、もしくは死角が多い場所は狙われやすいポイント。特に夜間は、暗い通りや街灯の少ない路地沿いの物件がターゲットになりやすくなります。
③単身者・高齢者が多い物件
単身者は日中不在が多く、高齢者世帯は防犯設備が古い場合が多い傾向があります。「留守時間が長い・反応が遅い」と見なされると、侵入リスクが高まります。
④屋上や改修足場から侵入できるケース
マンションの改修工事中や、隣家との距離が近い住宅では、上からの侵入経路が生まれることも。工事期間中は特に、足場への侵入防止ネットやセンサーライトの設置を検討しましょう。

⑤女性向け・単身向けのマンション
女性・単身者向け物件では、家族で住んでいる住人が少ないため、空き巣からすると「外出中は部屋に誰もいない」という印象を与えます。そのため、ターゲットにされる傾向が非常に強いのです。
⑥下見しやすい環境
空き巣・窃盗犯は犯行前に99%下見をしています。
ベランダを長時間観察できる公園や駐車場、コンビニ等が近くにある場合は注意が必要です。
また、自動販売機や公衆電話が目の前にあるマンションも注意が必要です。
なぜなら、人が居ることが不自然に感じない環境のため、こちらも不審者に気が付きにくいのです。
空き巣が自動販売機で飲み物を買うふりをして住人の事を観察しており数日後に部屋に侵入した、というケースも過去にありました。
⑦駅近、商業施設街
不特定多数の人が集まる地域は、犯罪者も紛れやすく犯行しやすいです。
商業施設が近い住宅は便利さ故人気がありますが、正しい防犯対策が必要です。
⑧インターの近く住宅街のはずれにある
インターの近くや住宅街のはずれは車移動する犯罪者にとってはとても便利かつ人目に付きにくい場所は狙われやすいのです。

⑨不法滞在者が多い地域
来日外国人の検挙数の中でも侵入窃盗は65%以上と非常に多く、
ほとんどが不法滞在中の外国人によるものというデータもあります。
⑩居住者同士の関係性が希薄
単身者向けマンションは近所付き合いが希薄になりやすいうえ、住民の多くが日中は学校や仕事で部屋を空けています。そのため、人目が少ない時間帯が多く、狙われやすいです。
住人同士の関りが薄いと、不審者がうろついていても住人との区別がつきにくく、万が一、マンション内で犯罪が起きていても気付けない場合があります。
⑪高齢者、単身者が多い
単身者が多い場合、家を空ける時間が長い為犯行もしやすいのです。
高齢者が多い場合、若い人が多い共同住宅に比べ泥棒にとっては犯行が容易いと判断されてしまいます。
⑫管理人不在のマンション
管理人がいることで住人とのコミュニケーションができていれば、不審者や見慣れない人などを見つける確率が高まります。管理人が在中していない場合は住人が不審者に気が付き近隣住民に共有することが望ましいでしょう。
⑬大規模改修中のマンション
足場が組んであるため、入口から入らず何階からでも侵入出来てしまうのです。また、改修中はカバーで外装が覆われていますので侵入しても気が付かれにくいです。
⑭犯罪多発地域にあるマンション
軽犯罪が多い地域はやはり空き巣被害も多いです。
「割れ窓理論」は有名ですが、これは1枚の割られた窓を放置していると他の窓も割られてしまい荒廃が進んでしまう理論のことです。 逆に言えば、どんなに小さな犯罪も見逃さないことで、地域の防犯に繋がります。
※割れ窓理論はアメリカの犯罪学者 ジョージ・ケリング が考案したもので、現在まで広く知られています。

⑮屋上へ簡単に行ける物件
屋上まで簡単に到達できるマンションは泥棒に狙われやすいです。
屋上からロープを垂らせば、簡単に最上階のベランダへ移動できるためです。
また、「最上階だから」と安心しきった住人が、窓を施錠せず生活しているケースが多くあります。
空き巣にとって、防犯対策が手薄になっている最上階の部屋へ行くには、屋上が一番の近道なのです。そのため、業者以外の人間が簡単に屋上へ立ち入れるようなマンションは、要注意な物件となります。
ピース株式会社では、無料の防犯診断や現地調査を行っています。
「自分の家は大丈夫?」と感じた方は、こちらからお気軽にご相談ください。
犯人が下見のときに残す“サイン”や“不審な前兆”に注意
空き巣は、いきなり侵入するわけではありません。多くの場合、数日前からターゲットの家を何度も下見して「生活パターン」や「留守時間」を確認しています。その際、ほかの家と区別するために**目印(マーキング)**をつけたり、不審な訪問や電話を使って情報を探ることも。これらの前兆を早めに察知できれば、犯行を未然に防ぐことができます。

ドアやポストに印・チョークのマーキング
郵便受けやドア枠、電気メーター付近などに、チョークやマジックで小さな印が付けられている場合があります。これは、犯人が「留守の家」や「単身者の部屋」を見分けるための合図(マーキング)である可能性があります。不審な印を見つけたら、すぐに消して、念のため警察や管理会社に報告しましょう。特に賃貸マンションや集合住宅では、他の部屋にも同様の印が付いている場合があるため要注意です。
不審な電話・訪問販売・アンケート
最近では、空き巣が業者や調査員を装って訪問し、家族構成や在宅時間を探るケースもあります。「電気・水道の点検」「アンケートのお願い」「リフォームの勧誘」などを口実に、玄関先から室内をのぞき込むことも。また、不審な電話で「日中の在宅時間」や「家族の勤務スケジュール」を聞き出そうとする手口も確認されています。身元のはっきりしない業者はドアを開けず、必要であれば警察や自治体に照会するのが安全です。

同じ車が何日も止まっている
自宅近くの路上や駐車場に、同じ車が数日間にわたって停まっている場合も注意が必要です。犯人グループが下見や見張りをしているケースがあります。特に、ナンバープレートを隠していたり、車内に人の気配があるような場合はすぐに通報を。防犯カメラやドライブレコーダーの映像を確認できると、警察への通報時に有効な証拠となります。
マンションでできる防犯対策5選
オートロックや管理人の常駐など、防犯性が高いと思われがちなマンション。しかし、実際には「共連れ侵入」や「敷地内の死角」など、気付きにくいリスクが多く潜んでいます。ここでは、今日からすぐ実践できる防犯力を高める5つの方法をご紹介します。
鍵のかけ忘れを防ぐ工夫
「ちょっとゴミ出しの間だから…」という油断が、空き巣にとって絶好のチャンスです。外出時はもちろん、在宅中でも必ず施錠を習慣化しましょう。補助錠を付ける、スマートロックを導入するなど、“無意識のうっかり”を防ぐ仕組みづくりが大切です。家族や同居人がいる場合は、「最後に出た人が確認する」ルールを決めておくと安心でしょう。

防犯カメラ+セキュリティシステム
マンション全体でカメラを設置していても、死角やエレベーターホールは見落とされがち。個人でもドアスコープカメラやスマートインターホンなどを活用し、自室前の安全確認を強化しましょう。また、防犯ステッカーを貼るだけでも「防犯意識の高い住戸」と認識され、犯行の抑止効果があります。管理組合を通して、共用部のカメラ設置や防犯灯の点検を提案するのも有効です。
ご近所コミュニケーションの重要性
「顔見知りが多いマンションは、空き巣が嫌う」と言われます。お互いにあいさつを交わし、不審者や不審な車を見かけたら声を掛け合える関係性を築くことが、最大の防犯力。自治会の掲示板やLINEグループなどを活用し、小さな異変を共有できる環境づくりを意識しましょう。
管理人や清掃員との連携
管理人さんや清掃スタッフは、日常的に建物内を見回っている防犯のキーパーソンです。「最近不審な人を見かけた」「共用部の電球が切れている」などの情報をこまめに共有することで、マンション全体の安全性を高めることができます。信頼関係を築くことが、“プロの目”による防犯ネットワークにつながります。
照明・街灯対策で“犯行しにくい環境”をつくる
暗い通路や駐輪場は、犯人にとって身を隠しやすい場所です。人感センサー付きライトやタイマー式照明を導入し、夜間でも常に明るさを保つ工夫を。外部の街灯が切れている場合は、自治体や管理組合に連絡して修理を依頼しましょう。“明るく・見られている”環境を整えることが、最も効果的な防犯対策の一つです。
まとめ:防犯意識を高めて「狙われない暮らし」を守ろう
空き巣や忍び込みは、「防犯意識の低い家」ほど狙われやすいといわれています。つまり、日常の小さな意識と行動が、あなたや家族を守る最強の防犯対策になります。
鍵をかける
明るい環境を保つ
近隣とのつながりを大切にする
この3つを意識するだけでも、「狙われにくい家」へと変わります。自分の身は自分で守る——。その一歩が、安心して暮らせる未来をつくります。

防犯カメラ設置で後悔しないために知っておきたいこと
防犯カメラを設置しようと思っても、「どこに設置すれば効果的?」「ネット回線の設定はどうすれば?」など、意外と悩むポイントが多いものです。
さらに、設置後もカメラの故障対応やプライバシーに関するクレーム処理など、管理面での手間が発生します。
こうした課題を避けるためには、防犯設備のプロに相談・委託するのが最も安心です。
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