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農家の防犯対策を紹介!畑やビニールハウスの野菜・果物を盗まれないための対策とは?


時間をかけて一生懸命育てた農作物が収穫間近に盗まれてしまったり、農機具などの所有物が盗まれることは農家に経済的かつ精神的にダメージを与えます。 しかし、畑やビニールハウスを四六時中人目で見張る続けるには限度があり、どんなに警戒していたとしても、夜間に犯罪が起こるリスクは防げません。

本記事では、畑やビニールハウスの野菜などの農作物や、農作業用の農機具などの所有物が盗まれないための対策について解説します。

農家の畑やビニールハウスで起こっている犯罪について

農作物の盗難

農家の畑やビニールハウスで発生している代表的な犯罪が、収穫間近の野菜や果物・花などの農作物の盗難・窃盗です。

農作物の盗難に関して、農林水産省がまとめた「農作物の盗難の実態と対応策」に記載されたデータを引用しながら、実態を説明していきます。


農作物に対する犯罪のほとんどは未解決

犯人が分からず泣き寝入りとなるパターンが多い・・


農作物に対する犯罪の特徴のひとつが「未解決の事案が多い」という事です。 同調査によると、全事案のうち40%が未解決となっています。 一方、解決済み事案の割合はわずか11%しかありません。

防犯カメラの映像などに基づく証拠がない限り、被害に遭ってから時間が経過すると、手がかりや証拠を押さえられず、持ち去った人物の特定も難しくなるため、解決に繋げることは困難となります。


農機具の盗難

盗難の対象となるのは農作物だけではありません。

見落としがちですが農機具も盗難の標的となります。 近年、外国人窃盗団が農機具を盗み解体したのち売りさばくといたケースが増えているのです。

とくに古い農機具は、鍵の偽造や破損が比較的容易で盗まれやすく、屋外に停めてある場合には人目につかなくなる時間も多いため狙われやすいでしょう。

農機具の盗難には大型車両が用いられることが多いため、対策として防犯カメラを適切に設置しておけば、あとから犯人の車両を特定できる可能性もあります。


農家の防犯対策

防犯・監視カメラの設置

防犯カメラ/監視カメラの設置は、農家のするべき防犯対策の基本です。 盗難をはじめとした犯罪を防ぐ効果だけでなく、いざ犯罪が起こってしまったあとの証拠としても効果を発揮するので、早期に事件解決がしやすくなるのです。

また、防犯面以外での効果として、防犯・監視カメラの機能を利用し農作業の効率化行うことも可能です。 農作業効率化の例として「働き方の改善」が挙げられます。 田畑で作業している様子を録画し分析することで、作業の効率化を実現するための改善策を考案をすることができるでしょう。

さらに、農作業のために従業員を雇っている場合は、作業の様子をカメラに収められていることによって、スタッフの管理や配置の改善等に役立てることができるでしょう。

最近ではモバイル通信を用いたカメラもありますので、ネット環境がなくても電源さえあれば、どこにいても遠隔監視が可能です。 電源が取れないような場所では、ソーラーパネル充電式やバッテリー駆動式、乾電池駆動式のカメラもあります。防犯対策に加え業務改善の効果もあることから、導入を検討したい対策のひとつと言えるでしょう。


農機具のロック

農作物だけでなく、農機具の防犯対策も必須になります。

最も基本的な対策は、農機具にしっかりロックをかけることです。 ロックをかけた鍵は、農場や倉庫で保管するのではなく、自宅などいつでも目の届く場所に保管することをおすすめします。

また、農機具を盗難対象とする犯罪の中には、集団で犯行を行う窃盗団がかかわってるケースもあります。 複数の農機具を所有している場合には、同時に何台も被害に逢ってしまう可能性があるため、くれぐれもロックを怠らないようにしましょう。


センサーライトやベル・サイレンを設置する

センサーライトやベル・サイレンは、人の動きと体温を察知し、不審者に反応します。

これらは光・音による威嚇効果が大きく、犯行を未然に思いとどまらせる効果の他、犯行が行われていることにいち早く気がつけるなど、監視体制の向上に繋がるでしょう。

万が一敷地内に侵入されてしまった時に、犯罪を未然に防ぐ為の道具として活躍します。

以前設置させていただいた農園にて、これらの威嚇装置を設置したところ、「機器の威嚇に驚き泥棒が逃げていった」という喜びの声も頂いております。


侵入防止フェンスや柵の設置

侵入防止フェンスや柵の設置は、畑の防犯対策上効果的です。 フェンスや柵には、バリケードとして物理的に侵入しにくくする効果に加えて、フェンス・柵の存在自体が心理的な侵入抑止効果を発揮します。

防犯設備を扱う業者の中には、乗り越えようとすると電流が流れる電気柵を取り扱っている販売店もあります。 「触れると感電します」といった警告の看板を設置しておくことで、一般の方が触れることもなく、注意喚起できるでしょう。


パトロールの強化や不定期な見回り

記事前半で紹介した農林水産省の「農作物の盗難の実態と対応策」では、パトロール中に不審者を発見し、通報あるいは取り押さえた事例が掲載されていました。 これを見ると、パトロールや見回りに防犯効果があることがわかりますね。

現行犯で不審者を発見し捕まえる以外にも、パトロールや不定期な見回りを行なうことによって、犯行の下見を行なっている者を抑止できる可能性も。


防犯カメラ作動中や警戒中を明示する看板の設置


不審者・侵入者対策の看板の設置は、防犯カメラの設置と組み合わせることで相乗効果を発揮します。

「防犯カメラ作動中」「立入禁止」「盗難警戒中」といった文言の看板を、目に付きやすい場所に立てておきましょう。

看板は、写真のような赤色や黄色などを使うと目立ちます。


地域全体での防犯強化

地域の生産者や警察と協力することで、防犯に対する策が拡がります。

自治体で国の補助金を利用して低コストで防犯カメラを設置する事も可能です。

地域で立て続けに犯罪が起こっている場合、自治体に相談するとカメラの設置を検討してもらえることもあるでしょう。地域全体で防犯に向けて取り組めば、不審者の出現状況など、防犯に関連する情報を共有できる点がメリットとなります。

さらに、パトロールや見回りを集団で行うことによって、単独で行うより大きな抑止効果を見込むことができるのです。


SNSの投稿に要注意

農作物の収穫時期などの情報をSNSに投稿してしまうと、農作物を狙っている犯罪者予備軍たちへ格好の情報を提供してしまうことになります。

盗難をはじめとした犯行に繋がりかねない情報に関しては、極力SNSに投稿しないほうが良いでしょう。どうしてもSNSへ投稿する必要がある際には、ここまで紹介した各種防犯対策を事前に施しておきましょう。


農家が設置すべき防犯カメラの性能

では実際に農家が防犯カメラを設置する場合、どのような点を確認すべきなのでしょうか。

遠隔操作機能

自宅にいながら夜間なども防犯カメラの映像をチェックしたい農家にとって、遠隔操作機能は欠かせません。

不審者が写りこんだ場合、その映像を捉えるためにカメラを遠隔操作できる機能が搭載されている防犯カメラもあります。防犯カメラが作動すれば、それは犯人に対する威嚇にもなりますし、映像を証拠として残すことも可能です。

最近では、スマートフォンやパソコンから遠隔監視・操作することができる機種も増えています。購入前に、遠隔操作機能の有無を確認しましょう。

夜間撮影機能

農作物の窃盗の多くは、農家が作業を終えて自宅に帰宅した夜間に行われています。そういった犯罪行為を撮影するためには、赤外線機能搭載の防犯カメラか照明器具が必須です。

照明器具を用意する場合は、人感センサーのついたタイプの照明が良いでしょう。赤外線を使用し、温度があるものを検知して照明が点灯する仕組みですので、犯罪者が侵入をする際に点灯するだけでも威嚇につながります。


・映像保管機能

カメラの機種によっては、撮影した映像を内蔵SDカードに一定期間保管することが可能です。

長期間の映像を保存したい場合は、デジタルレコーダーを防犯カメラに接続することで可能になります。映像をどのくらいの期間残したいのかによって必要な機器が変わってくるので、業者に相談すると安心です。

セキュリティシステム機能

セキュリティシステムは、不審者の侵入を察知するとスマホに通知されると同時に、カメラから「警察に通報します」という音声や警告音が鳴り、ランプが点滅するシステムです。

上記の画像のようにセンサーを守りたいエリアを囲んで設置することで、エリア内に侵入者が入ると警告音などが発動する仕組みです。

スマートフォンの画面上でズーム撮影をしたり、複数設置されている場合はカメラの切り替え操作がでるものもあります。

「AIカメラ」はカメラの録画監視機能とセキュリティ機能の一台二役!

警戒エリアの設定が可能な「AIカメラ」も畑のセキュリティに適しています。

こちらは防犯カメラとセキュリティの二役をこなす機能があることで、近年注目されつつあります。

AIカメラのお問い合わせはピース相談窓口まで




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